先日お知らせした、新聞のコラムに使っていただいた写真がこれです。
撮り方を知りたいという声をいただいたので、解説しますね。
- カメラを地面近くで固定します
- 画角はできるだけ広角にします
- 絞りはできるだけ絞ります
- でもシャッタースピードはできるだけ速くします
- タイマーをセットします
- シャッターボタンを押したらセットした時間に合わせてタイミングよくカメラをまたぐように走ります
つまり、タイマーをセットしたカメラを地面に置いて、それをまたぐようにして撮った、ということです。
順番に解説します。
1.カメラを地面近くで固定する
目的は着地を撮ることなので、地面とシューズが写るように、カメラは地面からの高さが
20cmくらいになるようにセットします。
僕は小さな三脚を使いましが、枕のようなものの上に置くとか、カメラが動かず、地面からの
高さをある程度かせげればOKです。
2.できるだけ広角で撮る
広角で撮る理由は2つあります。
1つは、脚の上の方、できれば股関節や左膝や左脛まで画面に入れたいから。
左脚のパーツまで入ると走ってるダイナミック感が出ます。
2つめは、広角のほうがピント合わせを気にしなくてよいからです。
セルフタイマーで、しかも着地地点を完璧にはコントロールできないこの状況では、
着地が狙いよりずれてもピントが合うようにしておきます。
写真用語で被写界深度を深くする、と言います。
写真用語で被写界深度を深くする、と言います。
3.できるだけ絞る
レンズの絞りをできるだけ絞ります。
理由は2.の2つめです。
ピントが合う奥行きをできるだけ大きくとりたいからです。
4.シャッタースピードをできるだけ速くする
動いている脚をピタッと止めて写すには、シャッタースピードを小さくします。
この写真では1/640秒です。
絞っていて光が足りなければISO感度を大きくします。
5.タイマーを使う
シャッターボタンを押してくれる人がいなければ、タイマーを使います。
僕のカメラにはありませんが、タイマー撮影で連写できる機種もあります。
連写すれば撮れる確率は上がりますので、積極的に使ってください。
6.タイミング良く走る
これはもうトライ&エラーです。
撮れるまで頑張ってください(笑)。
使うカメラは、実はスマートフォンが最適かもしれません。
ほとんどピント合わせの必要なく、広角レンズがついていて高速連写もできる。
条件は満たしていますよ。
最後に、誰かにシャッターボタンを押してもらう場合は、踏んづけないように気をつけてくださいね。
あと、カメラを蹴っ飛ばしたりしないように^^;
★走るカメラマンくらちゃんのHPはこちら→A Location Running Photographer
0 件のコメント:
コメントを投稿