2016年11月30日水曜日

ボランティア視点のトレイルランニングレース4 | FTR100&FT50

FTR A8エイドで提供 秩父ワインゼリー

トレイルランニングレース『FTR100&FT50』のボランティア記シリーズ、
今回で4回目です。

第1回はこちら→ボランティア視点のトレイルランニングレース1
第2回はこちら→ボランティア視点のトレイルランニングレース2
第3回はこちら→ボランティア視点のトレイルランニングレース3

前回の投稿に各エイドで提供予定になっていた飲食料リストを載せました。
それをご覧いただくと、特色ある食べ物を提供することになっていたのがわかります。

僕が関わったA8では、

  • 秩父ワインゼリー
  • 豚汁
  • しゃくし菜漬
がそうです。
どれも奥宮選手が、選手としてレース中に欲しいと思うものを
埼玉、秩父など地元の企業や飲食店にご協力いただいて
用意していました。

豚汁をご用意いただいたのは秩父のイタリアンのお店『サルベージ』。
お店のサイトには、この豚汁の仕込みで通常営業はお休みと
書かれていました。

相応の代金が支払われている(はず)とはいえ、
いつもと違うことをするのはかなりの負担だったはず。
ありがとうございました。
秩父の山歩きの時には食事で寄らせていただきます。


ワインゼリーについては提供方法の工夫に触れます。

上の写真のように、ゼリーは閉じた袋に入っているので、
食べるときは袋を破らないと出てきません。
でもこの袋、けっこう破きにくいんです。
長距離走ってきた選手には負担です。

そこで、エイドスタッフは袋上部をハサミで全カットしていました。
それで一気に食べやすくなりました。

こういう工夫は現場での気づきから始まります。
A8には細やかな気配りのできる方が多いのが
印象的でした。


ところで、しゃくし菜漬はどこへいったのでしょうか。
いまだに謎です。

2016年11月28日月曜日

ボランティア視点のトレイルランニングレース3 | FTR100&FT50


トレイルランニングレース『FTR100&FT50』のボランティア記。
早く書かないと忘れてしまう…


1日目(レース前日)物資搬送

エイド物資のトラックへの積み込みが終わり、
ボラ受付をした秩父神社へ戻って昼食。
お弁当は秩父のお店の提供です。

このレースは、エイドで選手向けに出す食べ物含めて
できるだけ地元から調達するようにしているとのこと。

秩父神社には七五三で訪れる家族多数。
邪魔にならないように神社敷地内の森の入口で
おいしくいただきました。

昼食後、大会用の臨時駐車場にとめておいたトラックで、
いよいよ物資輸送開始です。

駐車場は太平洋セメントの施設の跡地で、広大。
選手の車が入っても余裕たっぷりで、
秩父神社にも近く、とても良かったと思います。

さて、僕はスポーツエイドジャパンのHさんと共に
A3, A4, A8への物資輸送を担当しました。
順番はA4→A3→A8。

道中、距離500km超制限120時間、みたいなおかしな
レースのこととか、普段しているお仕事の話とかを
お聞ききしていました。
年間40日はレース運営で各地を動き回っているとのことで、
心が力持ちなんでしょうね。

ここで埼玉県内の新見所情報を。
国道299号線から子の権現に向かう道の途中で見られる紅葉。
太陽の光が差し込む時間帯(11月18日は午後14時頃)には
緑から紅く染まっていく紅葉が見事な木が見られます。
すれ違いができない場所も多い狭い道なので、
徒歩で訪れてみてください。

A4には昨年同様いちごオレを運びました。
昨年はいちごオレがトラック内で漏れて
ベタベタになってしまいました。
その反省からか、今年は頑丈なケースに入っていたので
漏れはしなかったのですが、後日ミスが発覚しました。

いちごオレはA4とA8に置くと、事前に選手には
通知していたんです。
しかし、実際にはA8には運んでおらず…

どこで手違いがあったのかは大会実行委員会で検証、
改善検討されると思いますが、実際に運んだ者として
選手には申し訳ないことをしたと思っています。

選手向けに出していたエイドでの提供予定食リストは
我々も見ることができたので、きちんと確認していれば、
倉庫内のA8用物資にいちごオレがなかった時点で
確認、対応できたはずです。


ここまで書いて、このシリーズを書く意味が
少しはある気がしてきました。
まだ1日目の途中で先は長いですが、
最後までたどり着きたいと思います。

2016年11月23日水曜日

ボランティア視点のトレイルランニングレース2 | FTR100&FT50

引き続き、トレイルランニングレース『FTR100&FT50』のボランティアのお話です。

前回はこちらです→ボランティア視点のトレイルランニングレース1

1日目(金曜日)

物資輸送担当は大会実行委員会のエイド担当の方をリーダーに、
スポーツエイドジャパンで数々の大会運営を経験されている方や、
どこかのトレランレースで優勝したよ、という女性や、
翌日のレースではマーシャルをやるよ、という強者に加えて
家から近いからというだけの理由で参加した僕がなぜか入っている
不思議な状況。

どんな人選なんだ、と思いつつ、ここでも腹をくくります。

このレースではエイドがA1~A9までの9ヶ所。
A1~A5は100kmの選手600人が、
A6~A9は50kmと100kmの選手合わせて1200人が
通ることになります。

そこに必要な水,コーラ,食料,毛布,備品類をトラックとバンに
詰め込んでいきます。
トラック2台はそれぞれ3ヶ所のエイドを回るので、
回る順番を決めてから積み込みます。

役回りは、1人が荷台に乗ってトラック内での配置、
他の人が倉庫から荷台までひたすら物を運びます。

荷台上の人はどんな人が向いているかというと、

テトリスがうまい人

山道を走るので、前後左右にかかる力で
荷物が崩れてしまわないようにするためです。

去年、トラック内でいちごオレが漏れ出し、
ベタベタになってしまった苦い経験がありましたので
なおさら気を使いました。

このあたりはスポーツエイドジャパンの方が本領を発揮して、
手際良く積み込みできたと思います。

驚異的だったのは、A9の全物資をハイエース1台に載せきったこと。
きっちりと隙間を使い切る技は、他にはどこで生かせるだろう?

ここでお昼休憩に入ります。

続く。

2016年11月22日火曜日

ボランティア視点のトレイルランニングレース1 | FTR100&FT50

先日開催されたトレイルランニングレース『FTR100&FT50』に
ボランティアとして参加してきましたので、その様子を紹介します。

レースの概要

そもそも『FTR100&FT50』はどんなレースなのか。

主催はプロトレイルランナーの奥宮俊祐選手、通称おっくん。
コースは秩父をスタートして武甲山をはじめとする
西武秩父線の西側の山道を南下し、飯能で線路の東側へ渡ってからは
西武秩父線の東側の山道を北上して秩父まで走ります。
これが100kmで、50kmは飯能から秩父まで。
100kmの制限時間は33時間です。

ボランティアの業務内容

いろいろあるのでざっと挙げると
  • コース整備
  • 受付
  • エイド
  • 輸送
  • 誘導
  • マーシャル
などなど。
レース自体が2日間にわたるので、レース週末は
前日から業務があります。
この中で今回僕が担当したのは輸送とエイドでした。

1日目(金曜日)


前日の金曜日は9ヶ所のエイドに食料や水などを運搬する
業務を担当しました。

まず、自宅からスタート会場の秩父神社に移動です。
国道299号線を北上していくと、目に飛び込んできたのは
紅葉した木々。
全体的に茶色っぽいところが埼玉らしい。
同時に、選手はこの紅葉を楽しんでくれるだろうか、とも。

朝9時にボランティア受付を済ませると、1日目の仕事にかかりました。
当初事務局から送られてきた資料には、1日目の僕の仕事は
前日の選手受付となっていました。
でも、実際にはエイド物資の輸送…

ここで文句は言いません。
昨年のボランティアで予想外のことばかりだったので、
臨機応変に対応するしかないとわかっていたからです。
昨年も初日に物資輸送をしたので、経験者として
今年もあてがわれたのだと思います。

ところで、昨年のボランティアの様子はこちらが詳しいです→STEP WEB

昨年の物資輸送は飯能で車(アルファードクラス!)を借りるところから始まり、
養生をして、
秩父に移動し、
物資を積んで、
各エイドに運ぶ。

こんな流れでした。
養生終わった時点でお昼だったので、
最後は何時になることか、と思ったものです。

今年は市街地の倉庫に必要物資が各エイド毎に仕分て
保管されていて、車も2tトラックとハイエースバンで
養生不要。
1年で隔世の感ありでした。

続く…

2016年11月16日水曜日

開催ご報告 | ランスタイル撮影会@お台場


ランスタイル撮影会と題したイベントシリーズの第1回目を
先日お台場で開催することができました。

初の試みでしたが男女2名ずつ計4名の方にご参加いただき、
半袖ハーフパンツで過ごせるほどの絶好の天気の下、
楽しく撮影することができました。

どんな写真が出来上がったかはこちら→JSBMのブログ


★走るカメラマンくらちゃんのHPはこちら→A Location Running Photographer

2016年11月6日日曜日

最終下見、してきました | 第1回ランスタイル撮影会@お台場



いよいよ来週末に迫ったイベント

第1回ランスタイル撮影会@お台場

の最終下見をしてきました。

以前、ひとりで出かけた下見で
撮影ポイントはほぼ決めていましたが、
今日は一緒に活動している人にも
同行してもらって、意見をもらいながら
確認してきました。

思っていた通り、ひとりでは気がつかなかった点や
新たな撮影ポイントが見つかって、充実した
下見になりました。

風は強かったですがクリアな青空で、
最高の条件でした。
下見にはもったいないくらいに(笑)

11月12日の当日も今日のような天気に
なってほしい。

お楽しみに!


★走るカメラマンくらちゃんのHPはこちら→A Location Running Photographer

2016年11月3日木曜日

上空を飛ぶ飛行機を撮影したい人へおすすめの機材

CANON New FD 100-300 F5.6L 

今日は航空自衛隊入間基地で航空祭でしたね。
去年聞いた話では、30万人もの人が詰めかけたとか。
恐ろしいw

航空祭の目玉はなんといってもブルーインパルスだと思います。
編隊を組んだまま急旋回したり、飛行機雲で青空にハートを描いたり。
戦闘機に興味ない人でも、一度見れば単純にすごい!
と思うのではないでしょうか。

そんな飛行する戦闘機を撮る人も多く、たいがいは大砲のような
レンズをつけたカメラを持っています。

なぜか?

やっぱり機体を大きく写したいからでしょう。
スマートフォンはハートを撮るのに最適ですが、
上空の機体を撮るのには向きません。

大きく長い=焦点距離の大きなレンズを使えば、
遠くのものを大きく写せます。

しかしそんな機材は…

大きく、重く、高価。

そこで、僕は

オリンパスかパナソニックのミラーレス一眼カメラ



キヤノンFD系マウントの超望遠レンズ

の組み合わせをおすすめします。

オリンパスかパナソニックのミラーレス一眼をおすすめする理由


まず、イメージセンサーが大きすぎないのと
一眼レフカメラのように内部にミラーがないので
小型軽量です。

次に、マウントアダプタを介していろんな規格の
レンズをつけられます。

そして、レンズ焦点距離よりもさらに望遠になります!

キヤノンFD系マウントの超望遠レンズをおすすめする理由


性能の良いレンズが比較的安く手に入るからです。

キヤノンFD系マウントはフィルム時代の規格です。
前身のFLマウントが1960年代~だったので、
もう50年近く前のレンズもあったりします。

ミラーレス一眼が出始めてすぐにマウントアダプタを使って
古いレンズを最新のデジタルカメラにつける遊びが盛んになりました。

マウントアダプタ自体はフィルム時代から色々あったのですが、
キヤノンFD系は構造上の問題でアダプタ遊びができませんでした。
つまり需要がなくて中古価格も低いままでした。
これ、継続中です。

オリンパスのミラーレス一眼×キヤノンのレンズでどうなるのか


上の写真のレンズは、CANON New FD 100-300 F5.6Lです。
これをオリンパスのミラーレス一眼につけると、
望遠端では600mm相当の画角になるんです。
月を撮ればクレーターまでばっちり写ります。

古いレンズには手ぶれ補正機能がありませんが、
ご心配なく。
オリンパスのボディについています。

F5.6って暗くないか?

大丈夫です。
晴天の大空を飛ぶ飛行機を撮るならさらに絞らないと
明るすぎてシャッタースピードの限界を超えます。

オートフォーカスではなくマニュアルなのには
慣れが必要になると思います。
航空祭などではブルーインパルス以外の
飛行もありますから、メイン以外のイベントで
練習しておけば本番で慌てることもありません。


マイクロフォーサーズのカメラを使っていて
もっといろんなレンズ、古いレンズを試してみたい
という方はお声がけください。
上のレンズ以外にもまだまだ、計20本以上ありますので
大いに悩んでもらえると思います^^


★走るカメラマンくらちゃんのHPはこちら→A Location Running Photographer