2017年2月8日水曜日

競技の特徴を押さえた写真を撮る方法 | デュアスロンの例

スポーツは競技ごとに特徴がありますよね。


  • 選手が広範囲を移動する
  • 室内で行われる
  • 3次元的な動き
  • 決められた範囲を移動する
  • 不規則
  • 個人か団体か
  • 道具を使う


スポーツを撮るときは競技特性がよく見えるように
狙うと写真のバリエーションが増えます。

今回はマルチスポーツの1つであるデュアスロンを
題材に見てみます。

そもそもデュアスロンとは?


デュアスロンを聞いたことがなくてもトライアスロンなら
今やかなりの人がどんなスポーツかをイメージできるように
なってきたと思います。

トライアスロンは、スイム→バイク→ランを続けて行って
フィニッシュタイムを競うスポーツです。

デュアスロンは、最初のスイムをランにして
ラン→バイク→ランと走るもの。

デュアスロンのことは当然その道のプロが詳しいですので、
下のリンク先のサイトをご覧ください。

デュアスロン参考サイトはこちら→プロデュアスリート『栗原 正明』選手のブログ

デュアスロンの特徴とは?


トライアスロンやデュアスロンでは、複数の種目を
連続して行います。

つまり、必ず種目の切り替え(トランジッション)があるということ。
トランジッションも競技時間に含まれていますので、
種目切り替えの巧緻が最終成績に影響することもあるんです。

単種目競技にはないこのトランジッションは
マルチスポーツの大きな特徴となります。

トランジッションを撮るのに押さえるべきポイント

トランジッションエリアの場所

複数競技分の道具を置いておく場所(トランジッションエリア)が
必ずありますので、まずその場所を確認します。

トランジッションエリアとコースの接続位置

コースからトランジッションエリアに入ってくる場所や、
コースへ出ていく位置を確認します。

その理由は、トランジッションエリアの出入り口で
バイクの乗降車があるからです。

そもそもロードバイクは乗った状態で速く走ることを想定して
作られているので、乗降性は考えられていません。
つまり、乗り降りの時にハプニングが起きる可能性が高く、
撮影者としては狙い目になると想像できるでしょう。
(選手としては撮られたくないと思いますが^^;)

トランジッションエリアの全体形状と内部の配置

大きな公園内や公道を使って行われるデュアスロンでは当然、
開催地の条件に合わせてコースが設定されます。
トランジッションエリアの場所や内部配置もそうです。

エリアが縦長なのかスクエアなのか、
全体形状とバイク置き場の配置を確認して、
どの方向から狙うかを決めます。

カーフマン北関東ステージでの撮影例

先日、一選手として出向いたデュアスロンレース、
カーフマン北関東ステージで栗原正明選手の
バイクシーンを撮ったことはこちらで書きました。

当日のエリートレースのトランジッションエリアで
撮った1コマがこちらです。



トランジッションの速さに定評のある栗原選手が
他の選手とどれだけの差を作るかに注目していたところ、
バイク乗車ラインを越える手前でペダルにつけていた
シューズが外れてしまうハプニングを
押さえることができました。
栗原選手にとっては痛い状況だったと思いますが…

この時は30mほど離れた場所から望遠で
撮っていましたが、エリア脇で広角レンズを使い、
選手のダイナミックな動きを狙えますね。

カーフマン南関東ステージ


今回取り上げたデュアスロンレースが、
今週末の2月12日に神奈川県川崎市の
川崎港東扇島で開催されます。

大会情報はこちら→カーフマン南関東ステージ

北関東ステージとは真逆でほとんど高低差がなく、
コース全体が見やすいレイアウトになっていますので、
まだ見たことがないという方はぜひ1度観戦してみてください。

場所柄、風が強い可能性が高いので、
防寒装備をお忘れなく。。


★走るカメラマンくらちゃんのHPはこちら→A Location Running Photographer

★走るカメラマンくらちゃんのInstagramページはこちら→locationrunningphoto

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